ガボール(Gabor)コラム
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シルバーアクセサリーのカリスマブランドである「ガボール」は、笑う骸骨や噛みつくブルドッグなど迫力のあるデザインで男性を中心に大変な人気があります。
ブランドの創設者は1953年にハンガリー・ブタペストで生まれたガボール・ナギー氏で、14歳から25歳で渡米するまでの約10年間に金、プラチナ、銀細工をはじめとする貴金属加工学を学び、工房で経験を積んだと言われています。
1960年代後半、アクセサリーは女性が身につけるものという概念が強く、男性用のアクセサリーはほとんど存在していませんでした。
ナギーは1978年に25歳で渡米してからは、さまざまなスタジオでキャリアを積み、フリーデザイナーとしてデザインを依頼されるようになりました。
その後にロサンゼルスのベニス ビーチに小さな工房(小屋)を建てて、オリジナル作品を世に送り出しました。これがメンズアクセサリー「ガボール」の始まりです。
1988年には「ガボール」と「ラボラトリー(実験室)」をもじった「ガボラトリー」という名前を工房につけました。「ガボラトリー」はブレスレットなどのTバーに刻印されています。
ナギーのデザインは男っぽい、骨太なものが多いのが特徴です。スカル(骸骨)やクロス(十字架)などハードなモチーフを中心にしたものが目立ちます。
無骨ながらもオリジナリティ溢れるデザインが人気で、不気味に笑っているスカル(ハッピースカル)など「スカル・キング」伝説と言えばガボールと言われるほどです。
アメリカでもナギーの斬新なデザインのシルバーアクセサリーを愛用している人が多く、顧客にはガンズ アンド ローゼズやエアロ スミスなど有名人も名前を連ねています。
日本では1990年代のシルバーアクセサリーのブームで一躍有名になりました。ポリッシュをかけていない、荒削りなイメージのシルバーアクセサリーが日本人の好みに合っているからとも言われています。
ナギー・ガボールが1999年に心不全で急逝してからは、ガボール・インターナショナルとガボラトリーの2つにブランドが分かれていました。
ナギーの妻であるマリアは、ナギーが遺した「マスターピース」をもとにガボラトリーのオーナーとしてブランドを受け継いでいます。
旧友のピーター・スポージャンはガボラトリーのクラフトマンを受け継ぎ、ナギーが残したデッサンをもとに彼の魂を忠実に守るアクセサリーを制作すべく試行錯誤しています。
現在では分かれた2つのブランドも1つにまとめられ、ガボールインクUSAが正式な商標をもつ形でガボールの商品を世界中で販売しています。