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マリア ガボール(Gabor)
1953年にハンガリーで生まれたデザイナー「ガボール・ナギー」は、それまで「アクセサリーは女性のもの」という概念を覆した偉大なデザイナーは、45歳という若さでこの世を去ります。その後、彼の意志を引き継いだのが妻・マリア・ナギーです。
マリア・ナギーと弟子であるスティーブ・ガーラックとの間で権利問題が起こったものの、現在ではマリアを中心にブランド存続しているようです。ガボールのアクサセリーで有名な言葉は「アメリカでは金があっても、コネがなければガボールのシルバーアクセサリーは買えない」と言われているほど希少価値の高いアクセサリーです。
また、「永久保証で壊れたものは必ず直すが、万が一直せなかった新しいものをやる」とも言われており、14歳から金・銀・プラチナといったあらゆる貴金属加工を学び、25歳から渡米して10年余りも様々なスタジオでキャリアを積んだ職人ならではのポリシーだなと感じました。
今では当たり前のように男性もアクセサリーを身につけていますが、ガボールが誕生し、ベニス ビーチで店を立ち上げていなければその当たり前はもう少し先伸ばしになっていたかもしれません。また、その他のシルバーアクセサリー デザインにも大きな影響を及ぼしたのではないでしょうか?
ガボール独特のブラックでありながらどこかユーモラス、そしてハードなデザインは妻・マリアが今も守り続けています。有名人ではエアロ・スミスやガンズ&ローゼズ、レニー・クラビッツといった世界のロックスターたちがこぞって愛用するブランドでも知られ、今なお時間が経っても価値が下がらないアクセサリーとして愛されています。
秩序ばかりを重んじて窮屈な社会に対しての反骨精神と、それを打ち破って自由にエネルギッシュに生きるというロックの精神と、ガボールの生み出したハードなシルバーアクセサリー モチーフは見事にマッチしているように思えます。ハードなだけでなく、人生を楽しむという余裕さへも感じさせるアクサセリー。
こんなアクセサリーは世界でもガボールだけかもしれませんね。妻・マリアは「ガボールは変わらないし、そのクオリティも彼のスピリットも永久に変わることはない」と語っているそうです。最も間近で彼の精神を見守り続けてきた妻・マリアによって、これからも変わらずガボールは受け継がれていくのではないかと信じています。
ガボールは最初の数年間は一人で制作活動をしていたといいますが、妻マリアだけは例外で常に彼の傍にいてデザインのデッサンをしたり、制作アシスタントとして寄り添っていたそうです。やはり彼のスピリットを間近で見て知っている者こそが、このブランドを継ぐのにふさわしいと言えるでしょう。